10月の「食と命の教室」は糀作り。10/17の神嘗祭に甘酒を神棚に奉納するために、毎年、この時期に糀作りをします
今は神社だけになってしまいましたが、50年前はどの家も甘酒を神棚にあげて感謝をしていたそうです。
さて、世界恐慌時代の1934年以来の寒さ、と言うほど寒かった日から一転、お日様も出て気温も上がり、屋外で糀作りをしました。糀は各地に種を売っているところがあるそうで、そこから取り寄せ、釜で蒸かしたご飯にパラパラ振って、それを混ぜて保温し、3日で出来上がります。
高柳さんが「たまには自分で甘酒作ってみると良いぞ」、ということで、糀が欲しい人は3日後に来たら分けてくれると言ってくれました、ラッキー
楽しく糀を作り終わったら、枝豆を収穫タイムです。
小糸在来という品種で、普通の大豆より少し小粒ですが、青豆系でとても美味しいのです。12月まで待てば大豆ですが、この時期に食べると枝豆となります。本来、枝豆は今の時期なんですよ~。
さて、みんなが大好きなお昼です
高柳さんは餅好きで、今回は「餅を食べよう」と、きな粉、あんこ、お雑煮で餅だらけ
また、実家がイチジク農家の参加者が沢山イチジクを持ってきてくれて、高柳家の柿と合わせて果物祭りです。ナスや人参、カボチャ、ゴーヤの天ぷらも美味しかった
そして、先ほどの小糸在来の枝豆もすぐに釜茹で。これまた美味しい。贅沢ですね~。
屋外でのお昼ご飯はお日様も出て、とっても気持ち良かったです
その後、お昼休みを挟んで、午後は大根の間引き作業。間引き菜もどっさりお土産で秋を満喫しました。
今年度も残り1回となり、夕方のお話タイムでは、参加者も今までのように、ただただ楽しい、から、しんみりしたコメントが出てくるようになりました。
今回の糀作りの目的の「神嘗祭」は、かみさまに収穫の感謝を伝える神事。お正月、オビシャ、七五三など、週単位ではなく1年を1つの単位として季節に合わせて感謝の神事を行いながら生きてきた日本人。そういった話を聞きながら、みんなで季節を通じて野良仕事を体験し、色々学んできました。
高柳さんという柱がいる中で、こういった場の有り難さを感じている、そういう事を言葉に出す時期。秋の仕事が一段落し、今年1年ももう少しです