今年最初の「天然自然薯堀り」

1月10日、成人の日は、今年1発目の「自然薯掘り」
 
通常は1組2名限定の企画なのですが、今回は会社仲間で一緒にということで、初の2組同時開催でした。
今までテレビ局の企画などが結構多く、いつも使っている山林の自然薯の数が減ってきたということで、昨年末に、農家さんが耕作放棄していた山林で探索したら、30年ぐらい手つかずの場所だったので、かなり大物が準備できました
 
緊急事態宣言が出ましたが、同じ千葉県内ということと、参加者も開催のご希望があったので、マスク着用、体調が悪ければキャンセルを前提に開催となりました。
 
今日は気温がとても低く、凍えるような気候かと思いきや、雲1つ無い晴天で、朝は寒かったですが、日中の山林は日が差す場所で掘ったため、結構、あたたかく、体を動かすと汗がにじむほど
 
ただ、初の2組同時なので、掘る場所が近いとはいえ、2カ所を同時進行で面倒を見るというのは、自然薯堀り名人で指導も上手い農家さんでも、大忙しでした
 
1本目は初の斜面での自然薯で、いつもは特別な芋ほり棒などを使うのですが、いろいろな条件が重なって、手堀で1m近く掘れたのはびっくり
 
そして優に20年は越している大物の自然薯が出てきました
 
先っちょが少し折れてしまったものの、2股にしては大きな自然薯で、長さも1mは余裕で越えていて、もしこれが1本だったら相当太い自然薯だったろうな~、という大物をゲットしました
 
今回は農家さん耕作放置していた初めて自然薯掘りをした山林だったため、2本目、3本目、そして4本目と、掘り上げた4本、どれもが大物
 
特に最後に掘り上げた自然薯は、先が切れてしまったものの、首のところから「これは太いな~、すごいぞ」と農家さんが言うほどで、下の方は大きな塊になっていて、2.5kg超のビックサイズ
 
農家さんも「これは正直、誰かに掘ってもらうんじゃなくて、自分で掘って売りたいレベルだよ(笑)」とうなるほど。
 
私もここ10年近くこの「幻の天然自然薯堀り」というのをやってきましたが、過去最高クラスと肩を並べるほどの大物でした
 
農家さんは「折れずに完璧な状態で掘れていたら農家出しの価格で2.5万はいったな」というほど。
つまり小売りなら5万はゆうに超えるほどのどデカサイズだったんですよ~。
(写真では自然薯の一番下の太いところが切れてしまったので、まだ掘っている途中です)
 
 
10年ほど前、農家さんが自然薯を掘っていると聞いて、農村コーディネーターとして独立した際に相談にいってから、毎年やってきましたが、最初にやらせてもらった時に「無茶苦茶、楽しい」という血が騒いだのを今も覚えています。
 
特に男性向けの企画で「穫ったるで~」という気持ちになりますし、「切れずに丸ごと掘り出せるか?」という勝負の世界でもありますし、食べ物としてお土産として自慢ができますし、とにかく「一生に一度は天然の自然薯を掘ってみるべき」と思って始めたこの企画。
 
今回の参加者はどはまり頂いたようで、何度も「ありがとうございます」というお言葉をいただきました。
 
自然とは全く関わっていない職場ということで、「土の香りも良いですよね~」とか、農家さんとバイクの話とか、あるいは田舎暮らしにもあこがれているようで、畑が1反300坪で30万とか、「まじですか」と、話に花が咲いていました
 
まあ、とにかく喜んで頂けて、農家さんも喜んでいましたし、私もうれしかったです
 
コロナが広がっている中で、今年はどれだけ申し込みがあるかわかりませんが、こんな時だからこそ、滋養強壮、長寿の食材として昔から食べられてきた「天然の自然薯」を自らの手で掘り上げて食すのは良いかもしれませんね。
 
チャレンジ、お待ちしています