11月の最後の日曜日は今年最後の「食と命の教室」。
毎年恒例&大人気の「稲わら納豆作り」です
大豆を朝からコトコト煮ていてくれたので、朝から早速、納豆を入れる容器の「つと」と呼ばれるものの作成開始です
まず、高柳さんが秋にとっておいた無農薬のお米の稲わらをすぐります。
そして枯れた葉っぱをなるべくとって、茎だけにします。
それをこんな感じで1本1本丁寧に編んでいきます。
編むといっても原理は簡単。
編む縦のワラに対して横にワラを差し込み、縦のワラをねじっていくのです。
ただ、そのねじり方やワラの配置が微妙で、この辺りはやりながら経験で覚えていくしかありません。
それを一通りやるとこういう形になります。
みんなで、時におしゃべりしたり、時に集中してもくもくと「つと」作り
1人3~5本ぐらい「つと」を作りましたが、大体2時間ぐらいかかりました。
さあ、出来上がった「つと」に、高柳さんが釜で煮た「小糸在来」という美味しい豆を入れていきます。
こんな感じですね。もうこの時点で良い感じ
あとは、乾燥しないようにしながら保温して、2~3日で出来上がりです
あっという間にお昼を過ぎていたので、みんなお腹はペコペコ。
そして、今回のお昼はいつもより豪勢、最終回だから?
お腹いっぱいお昼を食べたら、午後は「しめ縄作り」です。
例年なら三浦大根をとるのですが、今年は台風で三浦大根が大打撃を受けたたため、高柳さんが思い付きで「しめ縄でも作ろうか?」と3日前ぐらいに提案があったので、作ることになりました。
6年目の教室ですが、初めてのことで、当然、私も初めて。
私も勉強になります
まず、しめ縄のワラは普通のお米のワラとは違い、丈が長いのです。
それを青々しい内に刈り取ってしまいます。
それを乾燥させておいたものを使います。
納豆のように、まずはワラをすぐります。
そして、ある程度の束にしたのを3つ作ります。
その3つのうちの2つをまずはねじりながら束にし、それに残りの1束をねじりながら大きな1本の束にしていきます。
神様の依り代となるしめ縄は、巻く向きが普通のワラ縄と違って逆方向というのも面白いところですよね。
1人では出来ないし、力を合わせる時にねじる具合を合わせなくてはいけないし、ねじりすぎても緩くてもいけないし、なかなか「塩梅」が難しいな~というのが感想でした
で、出来上がったのがこんな長さのしめ縄です
さて、午前、午後とワラ仕事、という6年目にして初めての体験でしたが、最後はいつもの通り畑で土を触ろう、ということで、長ネギ収獲をして終了です。
そして、最後に「今年最後のお話」。
といっても、例年、感慨深い時間になるのですが、今年は昨年の振り替えの参加の方が多く、また今年の方はお休みもあったので来年に振り替える方ばかりで、何だか「最後」という感じにはならず、普通の回が終わるような雰囲気に
まあ、それも良し、ということで、「また来年お会いしましょう~」で終わりました。
といっても、来年は来年でまた新規の方がご参加下さるわけで、気持ちはリセットして、新たに楽しくも学びある「大人の寺子屋」として、7年目の「食と命の教室」が始まります。
来年は2月17日(日)スタートです
今の生活が何か物足りない、このままの生き方で良いのか?
人間ってどういう風に本来は生きていくものなのか?
農の現場や田舎暮らしの技を知りたい。
野菜の作り方、有機農業の考え方を学びたい。
などなど、ご興味ある方は是非お越しください
「食と命の教室」