夏休み真っ只中の「田んぼと畑の耕育教室」。
今月は田んぼやプールなどでのんびり楽しく過ごす月です
朝から、ご飯の仕込みに精を出す根本さん。
今日のご飯は「コーンバターご飯」と「みょうがご飯」で、コーンは冷凍ではなく、なんとトウモロコシを茹でて、それをばらして使うという手間がかかった逸品です
さて、うちの子供をはじめ、子供達は始まる前から水遊び用に準備していたプールに早速どぼん
楽しそう~
さて、みんなが集まってきたので、今月の耕育教室開始です
まずは先月とって、放置していたミニトマトが少し復活していたので、田んぼの前に腹ごしらえ。
好きなだけもいで食べてもらいました
雨がずっと降っていなかったせいか、超甘くてみんなモグモグ食べていましたよ
さて、ミニトマトをたらふく味わった後は、いつもの田んぼに向かいます。
この時期は、ホールクロップといって牛さんのエサ用の田んぼは既に刈り取りが始まっています。
また、早稲種はお盆前後から刈り取りが始まるので、黄金色の田んぼ、薄黄緑色の田んぼ、といったように色々な色合いの田んぼがあるんです。
根本さんのところは5月中旬に植えたので、まだ青々としていますが、稲にとっては本当はこのぐらいの生育スピードが普通の状態なんですよ。
すくすく成長して、穂も出始めていて、花も咲かせています
こんな時期に田んぼに人を入れる農家さんは絶対にいないと思いますが、根本さんは子供たちにために田んぼに入っても許してくれます。ありがたいですね~
さて、ここの田んぼは無農薬なのでどうしても出てしまうんです。
なので、「出来る子はヒエを採ってね」ということを伝えると、自分の背丈ぐらいの稲を掻き分けてキャッキャと遊ぶ子もいますが、ヒエを夢中で採ってくれる子供もいたり、「無心になっちゃいますね」といってヒエ採りをしてくれる大人もいたり。
もちろん、バッタやカエルを捕まえる方に集中している親子もいたり、それぞれの楽しみ方で時間を過ごしていました
ヒエとりをしながら笑顔で田んぼを動き回る子も。
まるで、田んぼから生まれた妖精のようですね
さて、お昼ご飯は今月も盛りだくさん
奥様は、今月は「山形のだし」というのを作ってくれました。
なす、きゅうり、オクラ、みょうが、青シソなどをみじん切りにし、長いもを入れたり、白だしで味をつけて、ご飯にぶっかけて食べるんです。
みじん切りにするのに50人前ぐらいとなると、3時間以上トントンやらなくてはいけないらしく、さすがに「疲れた」と言っていました
そしてこちらは根本さんのお手製の甘酒。
甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるぐらい、自然の栄養たっぷりです
夏の季語にもなっているぐらいで、美味しくて夏にぴったりなんですよ~
超美味しかった
さて、昼食後休憩を挟んだ後は「スイカ割り」です
小さな子は目隠し無しで、小学生は目隠しありでしたが、ほとんどの子が的中して、パカパカスイカを割っていました
10玉ぐらい用意したので問題なく、みんなで楽しむことが出来ました
しかし、これほどのスイカなので、大人も含めてさすがに食べきれませんでしたが
最後に、青シソやはぐら瓜のお土産をお渡しして、あとはフリータイム
プールやスプリンクラーで水遊びを自由にしてもらって、好きなだけ遊んでもらいました
8月はのんびり過ごす予定でしたが、なんだかんだいって盛りだくさんになってしまいましたね
でも、参加者の方からも「企業が主催しているようにきちきちっとした感じではなく、ゆる~い感じがとても居心地が良いんです」といったお言葉を頂いたり、参加者の方も良い人達ばっかり
私はイベント終了後、体力を使い果たしてダウンしてしまいましたが、何とか2日間乗り切れてよかったです
そして来月はいよいよ「稲刈り」です
昔の人は、1本1本、手で刈り、天日干しをしていわけですから、今と違って「収穫の喜び」を体で感じながら作業をしていたんだと思います。
そこから「お米1粒残すともったいない」とか「有り難い」とか「落穂拾い」といったことが生まれてくるんですよね。
そんな体験をみんなで楽しくしたいと思いま~す
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