田んぼと畑の耕育教室 そば打ち&落花生収穫

この(土)(日)は「田んぼと畑の耕育教室」でした

最近、雨模様が多かったのですが、ここ数日は秋晴が続いて何よりのイベント日和

そして今月の目玉は、新そばによる「手打ちそば教室」です

今年は台風が2回来て、そばは結構倒されたみたいですが、それでもある程度収穫は出来たそうです。

初めて根本さんのそばを食べたとき、生まれて初めて「そばって、こんなに美味しいものだったんだ」ということを未だに覚えています。

根本さんのそばは、緑色の薄皮も入れて石臼で1分間に16回転という低速で挽いたものを使うので、風味が抜群なのです
さらに、収穫したばかりのそばの挽きたてを使うので、風味が損なわれていません。

コーヒーだって挽きたてが美味しいように、そば粉も引き立ては、風味や香りが段違いに違うんですよ~。

そんな新そばの石臼挽きのそば粉を使って、2:8そばをみんなで作りました


まずは、そば粉8.中力粉2をよく混ぜ合わせます。

そして、そこにきちっと計量したお水の8割ぐらいを注ぎます。


まず、第一のポイントが、この水を注いだ後に、大きな塊やぐちゃぐちゃにならないよう、指先だけでかき混ぜていきます。
手を全体で使ってしまうとぐちゃぐちゃになったり、指にくっついたりしちゃうので、指先で上手く混ぜるのがコツです。


そしてよく混ざったら、残りの水を入れてかき混ぜます。
この時、ボールについた粉もよくとりながら、粉と水をまんべんなく混ぜます。

水が全体に均等にいきわたって、ぼそぼそした感じになったら、これを今度はボール型にまとめていきます。


そしてボール型にまとまったら、何度も粘度をこねる感じで、手のひらの根本のところでぐいぐいっと押しながら、こねていきます。

ある程度こねたら、今度はそばのボールをきちんと丸くした後、円錐型にしていきます。
ボールの側面を上手くころがしてもいいですし、へそ出しといって、手でボールの頭を尖らせていくやり方もあります。
上手く円錐ができたら、それを上から手のひらを使って押しつぶして、ピザ生地のように円盤状につぶします。


ぐいぐいっと手のひらで潰して、ある程度、円盤状のおせんべいのようなものが出来たら、打ち粉をふって、麺棒で伸ばしていきます。
麺棒がなければ、サランラップの芯でも大丈夫ですよ。


ここで打ち粉が無いと、くっついてしまうので、必ず打ち粉を使いましょう。
麺棒で伸ばしていくと伸ばした方向だけ生地が伸びます。
なので今度は90℃回転させて、また伸ばすと、上下左右と、生地がひし形に伸びていきます。


よくよく伸びたら、打ち粉を振りながら折り重ねていき、包丁で切れるような大きさにしていきます。


あとは、トントンと包丁で細く切っていきます。これが難しい
奥様達の中には、キレイに細くきっている人もいますが、男や子供がやると、どうしてもごん太になっちゃいますよね


ちなみにこれが私の作品。細く切れたら、途中で面倒くさくて太く切ったりと、色々混じっていますが、味は格別でしたよ



さて、おそば、そしてけんちん汁や糀納豆など美味しいお昼ご飯を食べたら、みんなで焼き芋の準備。

焼き芋は、まず、お芋を濡れた新聞紙でまいてアルミホイルに包み、「すくも」の中に入れます。
すくもとは籾殻のことで、これを燃やすと「くん炭(たん)」といって、籾殻の炭が出来ます。
畑の土壌改良に使うもので、くん炭を作る道具が、この煙突のような道具です。
ここに先ほどのサツマイモを突き刺して、1時間ぐらいでめちゃくちゃ美味しい焼き芋の出来上がりです


その後は、落花生の収穫。
落花生が土の中ではなく木に生っていると思っている人もいますから、土を掘る経験はとても良いですよね
あと、色々な品種改良がある中で、落花生だけは未だに数十年前の「千葉半立ち」が落花生の王様の座から降りていません。
それだけ美味しいんですね、千葉半立ちは


ちなみに、先月、枝豆として食べて、みなさんが「無茶苦茶美味しかったです別格ですね」と賞賛してくれた「丹波黒大豆」は、先月の緑色から、こんな色に変わっています。

まだ未熟なのは赤紫色、これがだんだん黒くなっていき、成熟すると真っ黒になっています。
ちなみに、現時点で真っ黒なものも、触るとまだプニョプニョしています。
12月頭にはきちんと乾燥して、カラカラいうようになります。そうすれば収穫です


来月はいよいよ今年最後の回。

超高級食材、丹波黒大豆の収穫と餅つき、あと1年の振り返りをやります

寒い冬ですが、丹波黒大豆をゲットしたい方、パワフルな餅つきを体験したい方は、是非お越し下さい


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