今年最後の「田んぼと畑の耕育教室」

やってきました、「田んぼと畑の耕育教室」

今年最後の教室は「丹波黒大豆の収穫」「餅つき」そして「根本さんとのお話会」の3本柱です

まずは、お正月料理に必須の「黒豆」です。

大豆は日が短くなり始めた7月頭に種を播きます。
それを先々月は「枝豆」として食べましたが、12月になると、ようやく真っ黒になり、収穫となります。

この時期になると、緑色だった鞘が薄茶色に枯れて、中の大豆も丸っこく、鞘を振るとカラカラっと音がするんですよ。

畑一面に広がる丹波黒大豆。周りは根本さんがコンバインで刈っているので、残った部分は、ぜ~んぶ参加者のお土産と、超豪華です



根本さんから、丹波黒大豆の説明です。
「大豆が丸くなるのは、鞘を振るとカラカラって音がするでしょ?風がふくと、中で大豆が転がって、丸くなるんです」といった説明や、雨が降ったばかりで大豆が乾燥していないので、1週間くらい天日干ししましょう、といった説明をしてもらい、それから収穫です。


鞘を割るとこんな感じで、中に黒豆が入っていますが、雨のせいで水分を吸ってしまって少し柔らかいのです。
このままだとカビてしまうので、きちんと干しましょうね。


さてさて、みんなで畑で鞘を外したり、豆を取り出したりと、家族みんなで豆取り。
こんな経験をしたことがある家族はほとんどいないでしょうね~



中には、とったものをその場で天日干ししている強者も



一方、根本さんはご飯の準備。
こちらは丹波黒大豆を入れた特製おこわの準備。せいろで蒸します。


こちらは釜炊きの白ご飯。早々に豆を取り終えた子供は、根本さんのお手伝い。


実は、初日はブラジルのテレビの取材がありまして、カメラマンはあちこちでカメラを向けていました。


炊きあがりのご飯をつまみ食いする子供。そこを撮るブラジルテレビ。
根本さんもちょっとやりにくそう


うちの子供も釜炊き職人?そしてブラジルデビュー


できました相変らず完璧な炊きあがりの釜炊きご飯


おこわも芸術品です


豚汁や、白菜とシーチキンの酒蒸しなど、おかずも美味しい~


みんな並んでモリモリ食べてくれました



さて、お昼ご飯後は、餅つきタイム。
頑張るお父さんもいますが、お母さんの中には、太い杵をもって、もちを潰すところからやってくれるお母さんもいました、凄い



子供もペッタンペッタン、やっぱり楽しいですよね~



お母さん達が、小さくちぎってくれて、お汁粉と黄な粉で、いっただきまーす



そしてそして、やって参りました、根本さんのお話タイム

根本さんのお米がどうして美味しいのか?といった質問から、地域の繋がりで気をつけていることは?どうして農家になったのか?など、参加者の方の質問も良く、また根本さんのお話も最高でした

「先人から受け継いだものを、引継ぎ、地域に広め、次世代に繋いでいきたい。農業も地域作りも子供たちを育むのも、全部そういった同じ思いでやっている」と語る根本さん。

日頃、よほどのご年配の方とつきあっていないと、なかなかこういったお話を聞く機会はないと思います。

そんなお話を、いつも美味しいお米や釜炊きご飯を作り、農作業も教えてくれている根本さんから話していただいたことで、都市部に住んでいる参加者の皆さんにとって、農業のこと、農家さんのこと、地域を守ること、地方のことなど、何かしら心に残ったものがあると思います

それにしても、いつもはシャイの根本さんが、とても滑らかにしゃべっていて、映像にとっておけばよかった


今年最後の教室も、大変充実した形で終えることが出来ました。

来年は、味噌作り教室で2時間ちょっとで終わるので、実質、盛りだくさんの教室はこれでフィナーレ。

みなさんと5月から毎月楽しく教室が出来て本当に嬉しい楽しい有り難い1年でした

来年の1月~2月の「味噌作り教室」の日程はもうホームページにアップしています。
ご参加されたい方は→こちらから

来年も、子供たちに自由に遊べる場所、自然を満喫できる楽しい場所として、ぜひたくさんのご家族に参加して頂けたらな~と思います


さてさて、家に帰ったら、小2のお兄ちゃんがおばあちゃん家のオーブンを借りてスイートポテトを作って待っていてくれました

相変らず食べ物が好きで、料理も上手で、お味はとってもグッド

レシピは幼稚園の頃にもらった「こどもチャレンジ」のお古をひっぱりだして見たとのこと。
奥様のサポートもあったのでしょうが、お料理が上手だね~。
弟くんもパクパク食べていました