今日は「食と命の教室」でした
暑い日が続いていて、今日は天気予報で蒸し暑いとのことだったのですが、午前は曇りで、午後は雨が降ったためとても涼しく、久々に快適な1日でしたよ
さて、今月も新しい参加者が神奈川県の綾瀬市から3時間かけてきてくれました
そして、いつもの朝のご挨拶のお時間。
今の時期は農作業としては微妙な時期です。
秋冬野菜というのは、お盆前、そして9月1週目以降に播くのが普通です。
お盆前は、キャベツやブロッコリーなどの苗を作るためにポットに種を播きます。
また、畑にはニンジンを播く時期です。
大根は9月6日以降が良いといいますし、葉物はもう少し遅めに播きます。
となると、8月下旬は種播きをするというのはあまりありません。
せいぜい、ニンニク、らっきょう、玉ねぎなどを今の時期から9月のお彼岸までに播くという感じでしょうか。
そんな話をしたり、ご質問を受けたりしながらゆったりと過ごした後、今日の作業は田んぼのヒエ取りとなりました。
高柳さんは田んぼも無農薬。
実は十数年前は除草剤を使っていたそうですが、栃木県にある民間稲作研究所の稲葉さんと出会ってから「やっぱり田んぼも無農薬でやらねば」と思って、切り替えたそうです。
ちなみに稲葉さんは元教師。生徒に指導をしていたけど、除草剤はダイオキシンの一番の原因になっていて、散布したら無くならないで環境に残る。
不良の生徒の生活実態やどんな食べ物を食べているかなども調べたり、色々努力したけど、生徒指導より食べものを変えるほうがもっと大切だ、ということに気づき、無農薬でも稲作が出来るということを実証し、普及させていく研究所を作った方です。
そんなこんなで、大変な広さの田んぼを無農薬でやっているので、十数年、草を採り続けてこられていますが、やはりところどころにヒエなど雑草は出てしまうもの。
それをみんなで、稲をかきわけながら1つ1つ鎌で刈り取りました。
田んぼに入るのが初めての方、この収穫前にヒエなどの雑草を取るのが初めての方、ヒエを見るのが初めての方が多く、「ご飯は食べるのは一瞬だけど、それまでに苗を植えて、今日のように草をとって、ようやく出来上がるんだな~と思いました」という感想を漏らす方もいて、とても貴重な体験になったようです
ちなみに高柳さんが持っているのが雑草のヒエですね。
食べれなくも無いそうでうですが、食用のものとは品種が違います。
そして、お昼は、いつもの通り、お母さんの素敵な極上ランチ
毎回、本当に良くぞこんなに美味しいご飯を作れるものだ、と感動します
午後はいろいろなお話をしました。
食べ物の話、有機農業のお話、塩のお話、などなど。
特に参加が1回目、2回目の方は食いつくようにお話を聞いたり、質問をしていました。
そしておやつは、参加者の1人で、今年3月にメキシコに行って食べたスイカの種を持ち帰り、日本の自分の畑で育てた、というスイカを持ってきてくれました
このとおり、大きなラグビーボール型のスイカで、日本のものとは違うんですね~
中身はどうか?と切るところをみんなで見つめていましたが、見事にキレイな色
食べてみると、日本のものより少し柔らかめですが、水分が多く十分甘くて美味しかったです
メキシコでもスイカをたくさん食べるようですが、味は日本と同じなんですね
そして、今後の予定を決めました。
10月は味噌作り、11月は稲ワラ納豆作りをやる予定です
残り3回となった食と命の教室。
みなさんが充実するよう高柳さんとすりあわせ、準備していきたいです
特に稲ワラ納豆作りは面白いので、ご都合が付く方は、是非ご参加くださ~い
「食と命の教室」についてはホームページから→コチラ
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
8月も終わりだな~。
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