金曜日、雨がザーザー降りしきる中、今年2回目の自然薯堀をしてきました今年1回目は、11月に開催したのですが、その時は天候も良く、楽しく掘ってきました。(その様子は→こちらから)
しかし、今回は
天気予報では15時頃に1mm/hで、それ以外はだったのに・・・。
朝から天気にハラハラしながら、自然薯掘りのスタートです
今回は、いつもと違う方角から山林を攻めていきました。
いつもながら、どれが自然薯かいまいちわからない中、名人鴇田さんが「これからいってみようか」と参加者に自然薯の在りかを教えています。
東京からお越しになった参加者の男性は私と同じ年。
昔、お父さんが自然薯を掘っているのを子供時代に横で眺めていた記憶があるそうですが、自分ではやったことは無かったそうです。
そしてこの年齢になって、ふと自然薯を掘ってみたくなったそうです。
幼少の頃の記憶、体験というのは本当に残るものなんですよね~
ざくざく掘っていくと、自然薯の頭が見えてきます。
たこ足といって四方八方に根を伸ばしています。この下からいわゆる自然薯が根っこを張っているわけです。
ガッツガッツ掘っていきます。
雨がパラパラ降ってくるので、表土は泥っぽく、なかなか難儀です
1本目、最後に折れちゃったえど、見事掘りあげました
お昼を挟んで2本目に。
朝は、雨はパラパラ程度だったので、山林の中だと篠竹などが傘のような役割をしてくれて、まあまあ自然薯堀に集中できたのですが、この頃になると、ザーザーとなってきました
首筋に雨が来ると「冷たい」となり、頭に巻いたタオルはぐしょぐしょで、そこから雫が顔を伝うようになってきました
しかし、参加者の男性は、「いや~、何もかも忘れて、ただひたすら集中して掘るのって、楽しいですよ」と、とっても楽しそうでした
確かに、雨の中、山林にこもって大人3人でモクモクと穴を掘っていると、何か人間の野生が目覚めるというか、ナチュラルハイになってサバイバルキャンプのようで変に楽しい気持ちにはなっていました
ただ、2本目はとんでもない曲がり方をしていたので、掘り出すのがなかなか難しく時間がかかってしまいました
そして、雷が鳴り始めたので、鴇田さんが「これはまずいな~、申し訳ないけど、多少折れても一気に掘りあげてしまおう」とのことで、鴇田さんが援助してくれて、2本目もゲット
「さあ、急いで帰ろう」と山林を出たら、あれれ、遠くの空は晴れていて、雨雲は自分達がいるところ周辺だけ。
そのうち、雨が止んできてしまいました
まあ、いずれにしろ鴇田さんが別途掘りあげてくれたものも含め、天然の自然薯3本をゲットできたので、急いで帰りました。
風邪をひかれないよう、着替え、熱いシャワーも浴びて頂いた後は、だるまストーブでぬくぬく
鍋には石焼芋が入っていて、とっても暖かく、美味しい
そして、何よりも、鴇田さんの奥様が、熱々の自然薯汁をご馳走してくれました
自然薯をすりおろしたもの、ざく切り、そしてニンジン、ごぼう、鶏肉、里芋など具沢山で、熱々で、心も体も暖まる、最高のご馳走でした
(写真が変ですみません)
雨の中の自然薯掘り、なかなかサバイバルな感じでしたが、それはそれで逆に楽しめました
風邪をひかなければ、こういった「ちょっとした極限状態」は、人間の野生を呼び起こすのに良いかもしれませんね
寒い中、おつきあい頂いた鴇田さん、有難うございました
そして、東京からお越しの参加者の方には、「3本も食べきれないと思いますし、年末年始の帰省土産として、ご両親にプレゼントとしてお持ち帰りになったらどうでしょうか?お父さんが、息子が自然薯を掘るようになり、それをわざわざ帰省土産として持ち帰ってきた、といったらサプライズで感動するんじゃないですか?」とアドバイスしました。
参加者の方も、とてもその案を喜んでくれて、ご両親にプレゼントするそうです。
雨の中、頑張られましたが、きっと良い年末年始をご家族で過ごされるでしょう
今年の自然薯掘りもこれでいったん終了。
1~2月はどんな出会いがあるか、楽しみで~す
幻の天然自然薯掘りは→こちらから
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